犯人に告ぐ

犯人に告ぐ

本屋大賞」の本。なかなかおもしろかった。犯罪の公開捜査をテレビでするっていう設定は「模倣犯」と同じだけどだいぶ趣が違っていて、この本の中では犯人は警察にあてて送ってくる手紙の中でしかしゃべらない。だから、読者は犯人の人間像がつかめなくて犯人に共感することがなくひたすら追う側の視点から見ることになる。たくさんでてくる登場人物がそれぞれ個性的だから引き込まれる。でもなあ、主人公がいかんせん好きになれない。いい子ぶっちゃって。いや、悪いのは私の性格ですよ。
天使の爪 (上) (カッパノベルス)

天使の爪 (上) (カッパノベルス)

ちょこちょこ読んでた上下巻をやっと読み通した。友達にすすめられた本でハードボイルドな感じ。人の脳みそを他人の体にそっくり移しちゃうっていうSFみたいな設定。自分じゃ選ばない類のやつなので新鮮だった。映画になってるはずなのでそのうち見たい。続きの本を貸してくれたので早めに読もう。